老後の海外移住・ロングステイの憧れと不安

老後は海外に移住して生活しようと考えている人が増えてきているようですし、最近では完全な移住までは考えていなくても１年の間の何ヶ月かを外国で過ごすといった【ロングステイ】の人気がひじょうに高まっているようです。

海外移住・ロングステイに憧れる中高年層やシニア層

海外でのロングステイを夢見る人や、リタイア後を実際に年間の殆どを外国で過ごして、一年に数回日本に帰ってくるといったパターンの生活を実践されている人が増えてきています。

以前からそういった暮し方に憧れを持っていた人は結構おられたようですが、最近ではテレビ番組などでも【海外移住・ロングステイ】関連の特集が組まれて放送されていますし、インターネットでの情報発信も多く、そういった情報源からイメージを描き易くなって、海外移住・ロングステイに憧れる中高年層やシニア層の需要が増加している模様です。

開放感を満喫した暮しを実現するには海外で！？

海外移住や長期滞在型の旅行ブームを生んでいる背景には、さまざまな要素があると思いますが、特に団塊世代の人たちの間では、一生懸命働き続けてきたので「定年退職後はのんびりと、開放感を満喫した暮しを実現するには海外で！」といったことを感じている人も多いのでは？と思います。

ロングステイや海外移住の滞在国選び

ロングステイや海外移住を考えている人にとって、やはり一番のポイントになるのが滞在国ならびに移住先です。世界にはそれこそ多くの国があり、その中から言葉の問題をはじめ、食事・治安・物価などといったさまざまな要素からメリット・デメリットを考慮し、なるべく自分たちに合った国ならびに地域を探し当てて選ぶことが、海外で長期間暮す上での必須課題となります。

海外移住やロングステイを始める前

海外移住やロングステイを始める前に、大抵の場合は希望する国を訪問するだけでなく、実際にその地域で数日間から数週間といったある程度の期間を過ごしてみて、本当に快適に暮せるかを肌で感じるための体験生活を試みる人が殆どです。そういう風に実際にその土地での生活サイクルを体感しないと、見えてこない短所もありますし、旅行の観光のように刹那的な気分では長期間過ごせないといったことの判断材料にもなります。

ロングステイ希望滞在国トップはマレーシア

シニア層をメインとして定年退職後などをきっかけにロングステイを始める方に人気がある地域というのが何カ国かあります。

経済産業省の認可を受けて設立された公益法人である（財）ロングステイ財団が発表している【ロングステイ希望滞在国】のランキング調査では、以前からオーストラリアに大変人気があり、毎年首位を獲得していたのですが、２００７年度の調査統計では日本にも近いアジア圏の国である「マレーシア」が１位になっています。