航空券の種類（ＦＩＸ・ＯＰＥＮ）

旅行や仕事で飛行機を利用する場合、事前に航空券を手配したり購入するものですが、航空券はエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスといった【サービスクラス】だけでなく、ＦＩＸチケットやＯＰＥＮチケットといった種類の違いによっても航空券の価格が異なってきます。

予約便の日付変更が可能か不可能かで航空券価格が変わる

海外旅行の航空券を手配する際に、旅行代理店などで格安航空券を購入する人が増えてきていますが、行き先・出発日・航空会社・座席クラスなどの条件が同じであっても、航空券の価格に開きがあることがあります。

これは出発便と帰りの便の予約をあらかじめ決めておいて、その後に帰りの便の変更が可能か不可能かという航空券の種類によって価格に違いがあるからです。

一般的に流通している格安航空券のほとんどが【ＦＩＸ航空券（フィックス航空券）】と呼ばれるもので、ＦＩＸ航空券の場合、航空券の手配をする際にあらかじめ行きの便と帰りの便を指定する必要があり、原則として実際に利用する航空便の変更をすることは不可能であるチケットです。

搭乗する飛行機の便を変更できるかによって、航空券の値段に高い・安いが生じるのですが、帰りの日にちを設定していない自由気ままな旅行や放浪の旅でもない限り、ＦＩＸ航空券が一番お手頃な価格帯であり現実的な選択であると思われます。

【ＦＩＸ航空券】は、行きと帰りの往復路とも飛行機の便をあらかじめ決めて予約しておく必要があり、基本的に帰りの便は変更不可能な航空券です。

【ＯＰＥＮ航空券】は、出発する際の飛行機はあらかじめ決めて予約しておく必要があるが、帰りの飛行機はチケットで定められた期間内であれば、帰路の日付とフライトの便名予約は無くても渡航先で決定することができる航空券です。

【ＦＩＸ／ＯＰＥＮ航空券】とは、ＦＩＸ航空券と同じように行きと帰りの往復とも飛行機の便をあらかじめ決めて予約しておく必要があるが、帰りの飛行機は定められた有効期限内であれば現地で変更することが可能な航空券です。

海外旅行ちなみに格安航空券の販売している旅行代理店などで「１０日ＦＩＸ航空券」などと表記されている場合、出発日のフライトと出発日から１０日間以内に帰ってくるフライトを、あらかじめ決定させてから航空券の予約を行う必要があるチケットという意味です。