ジーパンの洗い方・デニム洗濯のポイント

ジーパンは洗い方しだいでデニムが醸し出す味のある色落ちや、生地のコンディションが変わってきます。オシャレに敏感で特にジーパンにはコダワリを持って穿いている人も多数いますし、ヴィンテージ物などのジーンズであれば、リペアして愛着を持ちながら大切に扱っている人も多いのではないでしょうか?ということで、ジーパンをはじめデニムの洗濯ならびにメインテナンスに関してのポイントを紹介します。

ジーパンの色落ちに深みを出す洗い方

ジーパンの洗い方ジーパンの生地に味のある深みを帯びた色落ちにするためには、【なるべく洗濯しない方が良い!】といったことを見聞きすると思いますが、この考えはある意味正解です。デニムの生地に自然でキレイな色の濃淡やコントラストを付けるには、頻繁に洗わず穿き倒すという方法のほうが深みのある色落ちになりやすいです。

ジーンズなどのデニム素材は穿き込むことで色の深みが増す

ジーンズなどのデニム素材は穿き込んで、要所要所の部分に汗や皮脂などを吸収することにより、その箇所のインディゴが酸化して色の深みを増していきます。そして、そういった過程を経過してから洗うことによって、デニムにメリハリの利いた色の濃淡やコントラストを醸し出す結果となるワケです。

ジーンズの洗濯頻度の違いによるメリット・デメリット

ジーパンに深みのある色の濃淡やコントラストを出した色落ちにするには、洗い方としてあまり洗濯はせずに穿き込むのが良いと言いましたが、毎日穿くといったヘビーローテーションの着用ペースであれば、【1〜2ヶ月に1回は洗う】ようにしないと、深みのある色落ちを得る代わりに生地が弱くなるといった別の問題も生じます。

ジーパンの生地自体を弱くなり破れ易くなる

ジーパンに体から出る汗や皮脂などが吸着することで、色の深みや濃淡を引き出すことになるのですが、その一方で、それらの成分を吸い込んだまま長期に渡って放置しておくと、【ジーンズの生地自体を弱くして破れ易くなる】などといったデメリットもあります。いわゆるデニムの繊維が摩擦などのダメージに対して貧弱になるといったワケです。といっても、破れや生地の傷みも風合いの一つという人も居られるので、センスや好みの問題になるのですが・・・

ジーパンの洗い方のポイント【漂白剤と乾燥機】

ジーンズ愛好家の人など、かなりジーパンを丁寧に取り扱う方は、洗濯する際に使用する洗剤にも気を遣っているようでして、無添加の洗剤を薦めていることが多いようです。漂白剤の入った洗剤を使ってデニムを洗うと、ジーパン全体が白くなってしまい、深みのある色の濃淡の差が出づらくなりますし、デニム生地そのものも傷めることになります。

ジーンズを洗濯した後の乾かし方

デニムの洗濯ジーパンを洗濯した後の乾かし方にも拘る人はコダワリを持っています。乾燥機を使用するとサイズが縮んだり、デニム生地の肌触りが柔らかくなるので、パリッとした硬さの穿き心地が好きな人は天日干しによる自然乾燥をすることが多いです。ただ、ジーパンのサイドシームのアタリを付けるのには乾燥機が最適ということで、乾燥機を利用する人も結構います。

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