家計の平均貯蓄額(2人以上の世帯)

一般的によく「日本人は貯蓄が大好き」といわれており、実際に日本では国民の金融資産残高が驚く程高いといった印象があります。総務省統計局が発表している平成19年度の2人以上の世帯における、1世帯当たりの家計の平均貯蓄額というのは1,719万円ということらしいです。

勤労者世帯の平均貯蓄額は1,268万円

貯蓄全世帯の1世帯当たりの家計の平均貯蓄額が1,700万円以上という金額を多いと見るか、少ないと見るかはそれぞれの家庭により見解は異なってくると思いますが、そんな金額の貯金なんて出来ていないと感じられる方も多いのではないでしょうか?

全世帯のうち世帯主が会社などに雇用され働いている【勤労者世帯】に限って見てみると、平均貯蓄額は1,268万円となっています。

平均貯蓄額1,719万円は多いのか?少ないのか?

平均貯蓄額が1,719万円というのは、あくまでも2人以上の世帯である全世帯の平均金額であり、当たり前のことですが実際の貯蓄金額の内訳としては、ものすごく少ない金額の貯金しかない世帯から、一般的な家庭からすると羨ましく感じるような金額を貯蓄をされている世帯まで幅広く分布しているわけです。

全世帯のおよそ3分の2は平均貯蓄金額より低い

総務省統計局が発表している全世帯の貯蓄状況の内容をもう少し詳しく見ていくと、2人以上の世帯である全世帯の平均貯蓄額は1,719万円となっていますが、その平均金額を上回っている世帯というのは全世帯の中で【約32%】です。逆に言うと全世帯のおよそ3分の2は平均金額より低いということです。

貯蓄残高が100万円未満である世帯が一番多い

2人以上の世帯である全世帯の平均貯蓄額より下回っている世帯が全体の約68%にも上っており、さらに貯蓄状況の階級分布の内訳として全世帯の中でもっとも多いのは、【貯蓄残高が100万円未満】である世帯です。平成19年度における2人以上の世帯の9.3%が、この100万円未満の階級に入っていることになります。

全世帯のおよそ1割が4,000万円以上の貯蓄残高がある

家計平均貯蓄額の1,719万円を超えている世帯は、全体のおよそ3分の1ですが、ちなみに2,000万円以上の貯蓄残高がある世帯は全体の約28%、3,000万円以上の貯蓄残高がある世帯としても全体の約17%に上ります。

そして2人以上の世帯である全世帯の内のおよそ1割が、4,000万円以上という金額の貯蓄残高を有しているとのことです。

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